忠誠心の競争 2013 12 31

 安倍首相が靖国神社を参拝しても、
しかも、その日が、毛沢東主席の生誕の日であったとしても、
中国では、反日デモが起こることもなく、
至って、平静に推移しています。
 それは、中国にとって、
今回、得られたものが大きかったからです。
 アメリカをはじめとする世界の主要国が、
安倍首相の靖国神社参拝を批判し、
中国への忠誠心を競い合ったからです。
 これは、北朝鮮において、
今、政治家や軍人が、
金正恩氏への忠誠心を競い合っているのと同じような構造です。
 「世界の中心は中国である」という中華思想から、
世界を眺めれば、
安倍首相による靖国神社参拝という大事件も、
アメリカをはじめとする世界の主要国が、
安倍首相を非難することによって、
中国へ「恭順の意」を示す場になったと見えるのです。
 最近、中国は、このような「通達」を出しました。
オバマ大統領をはじめとする世界各地の指導者たちは、
中国へ「朝貢」してよいが、
安倍首相は「朝貢禁止である」と。

















































































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